こちらは篁の解説記事になります。
篁の考察はこちらになります。

はじめに
『SAKAMOTO DAYS』に登場する篁は、日本殺し屋連盟直属の特務部隊「秩序」(以下ORDER)のメンバーであり、非常に謎多き神秘的なキャラクターです。
分かっている事は常に日本刀を携えた高齢者という事だけで、作中では「殺連の亡霊」として描かれています。
本記事では
- 基本情報
- 概要
- キャラクター背景
- 強さ
- 魅力
- 他キャラクターとの比較
- 敗北
- 作中での主な活躍
の観点から謎多き篁を徹底解説していきます。
【SAKAMOTO DAYS】ORDERの篁の解説
基本情報
©鈴木裕斗・集英社 / 「SAKAMOTO DAYS」
名前 |
篁(たかむら)
|
年齢 | 不明 |
血液型 | 不明 |
生年月日 | 9月18日 |
身長 / 体重 | 163cm / 48kg |
利き手 | 両利き |
初登場 |
2巻14話(神々廻の会話にのみ登場)
5巻38話 姿が確認される |
死亡 | 19巻167話 |
篁は漫画『SAKAMOTO DAYS』の日本殺し屋連盟の特務部隊である「ORDER」の一員で日本刀を巧みに操る高齢のキャラクターです。
作中ではその正体や能力については多くが謎に包まれていることからスラ―一派からは「殺連の亡霊」と呼ばれています。
篁の戦闘スタイルは独自のもので居合の達人として描かれており、その技術は人間の域を超えているとも言えるほどのレベルです。
概要
篁は日本刀を持つ高齢者であり、その戦闘能力は圧倒的で他のキャラクターに比べても際立っています。
作中では篁のセリフのみ特殊な書体(草書体)で記載されており、コミュニケーションには困難が伴っています。
これは篁の意識が曖昧で、時には周囲のキャラクターとのやり取りが不明瞭になることを象徴し彼の”存在”の底知れない恐怖を表現しています。
ORDERは殺し屋という存在が蔓延っている『SAKAMOTO DAYS』の中では、殺し屋界の秩序を維持するための特務部隊とされています。
この組織は厳格なルールの下で運営され、多くの犯罪者を制圧する任務を担っています。
篁はその中でも特殊な存在であり、彼のその実力とは裏腹に組織内での位置づけや役割は不明確で多くの謎が秘められています。
彼の戦闘能力はORDERのメンバーすらも恐れる程であり、彼一人の力で組織の存在感・威厳を保てるほど重要な支えになっています。
キャラクター背景
篁と殺連
©鈴木裕斗・集英社 / 「SAKAMOTO DAYS」
篁の背景は非常に謎が多く、彼の活動している期間やどのようにしてORDERに組み込まれたのか、またORDER内での具体的な役割は未だに謎です。
このことから殺し屋界隈では「概念的存在」という独特の見方をされています。
またスラ―一派の楽からは日本刀を携えた高齢者という異色な風貌と見た目にそぐわない強さから「世界中の殺し屋の殺意の集合体」と言われています。
篁と『骸区』
©鈴木裕斗・集英社 / 「骸区」
謎多き最強の高齢者である篁ですが『骸区』という同じ作者の短編漫画のキャラクターとの間には類似性が見られることから、彼の過去ではないかと言う考察がなされています。
『SAKAMOTO DAYS』で見られる篁が持つ独特の雰囲気や話し言葉が草書体で描かれているのも共通しています。
また篁が坂本・南雲、スラ―一派に対峙した際に発した唯一まともなセリフ
「テメェら俺のことボケてると思ってるだろ」
「たくこの世には……生かしちゃあおけねぇクズばかり……」
このセリフは『骸区』の主人公も作品の後半でほぼ同じセリフと発しています。
この事から『骸区』の主人公は篁のキャラクター設計において何らかの伏線として機能している可能性があるため、ファンの間では『骸区』の中から篁に結び付く伏線がないかと注目されています。
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強さ
©鈴木裕斗・集英社 / 「SAKAMOTO DAYS」
篁は一見するとボソボソと喋っており意識が混濁しているように見えますが、実際には居合の達人です。
その圧倒的な技術はあらゆる物質を一刀両断の力を持つに至ります。
例えば人や車はもちろん、たった一振りで東京タワーの支柱や高層ビルも切り裂くことができます。
篁はその非凡な技術によってORDERのメンバーやスラー一派を遥かに超える強さを誇ります。
作中では「最強キャラクター」として描かれており、その強さゆえに他のメンバーや敵が彼に挑むことすらためらう様子が描かれています。
このため、彼の存在は「殺連の亡霊」との異名を得て、まるで恐怖の象徴として周囲に恐れられています。
「殺連の亡霊」としての篁の認識は、彼がただ強いだけでなく敵にとって得体の知れない存在であることから来ています。
彼に立ち向かう多くの敵がその圧倒的な力に恐れをなして逃げることが多く、実際に彼と好んで戦う者はほとんどいません。
また篁はただの強者として描かれるのではなく、戦略的かつ知的な戦闘スタイルを持ったキャラクターでもあります。
坂本・南雲と対峙した際、彼は銃弾の弾道を目視で見切り弾道上に刀を沿わせ、自らの刀を研いでいます。
篁の強さを表す指標として公式ファンブックでの篁の身体能力、武器応用力、格闘術、射撃術、潜在能力はすべてが∞と評価されています。(他のキャラクターは1~5段階まで、例外で6がいる程度)
魅力
©鈴木裕斗・集英社 / 「SAKAMOTO DAYS」
篁はその圧倒的な強さと神秘性で読者を魅了し続けています。
日本刀を手にする目を閉じている高齢者という姿は座頭市を彷彿とさせ、今も昔も色あせない渋さを感じさせます。
また多くを語らず常に草書体のような特徴的な形式で表現されるボソボソと喋っている部分もその神秘性を一層引き立てており、読者は彼の言葉の裏に隠された真意を掴み取ろうとする楽しみも感じているのです。
積極的に団体行動することはせず、基本的に単身で敵に乗り込みそこで発揮される予測不可能な行動や能力に魅了され、篁の登場を心待ちにする読者は多いです。
更には篁が隠し持つ過去や動機は今のところ一切明らかになっておらず、唯一関連性が見つかっているのが『骸区』という短編作品のみと言うのも引き付ける要因になっていると言えます。
ちなみに読者からは「ステージギミックみたいな理不尽な存在」と認識されており、公式からも「歩くマップ兵器」と言われています。
他キャラクターとの比較
©鈴木裕斗・集英社 / 「SAKAMOTO DAYS」
篁は他のORDERメンバーと比べても特異な存在であり、その圧倒的な強さからスラー一派によって「殺連の亡霊」と称されるほどです。
ORDERの中でも篁の実力は突出しており、彼に敵う者はいません。
スラー一派との戦闘では篁は一人で関東支部を圧倒、この戦闘では楽の右腕と右耳を切断するという圧倒的なパフォーマンスを披露し自身の実力を証明しました。
また作中でも相当強いとされる坂本・南雲さえも篁の強さを前に圧倒されるシーンがあります。
※19巻164話参照
主人公である坂本に「この人には勝てない 全員死ぬ」と言わしめるほどの存在感を篁は持っており、彼の一挙手一投足が戦況を一変させる力を秘めていると言っても過言ではありません。
©鈴木裕斗・集英社 / 「SAKAMOTO DAYS」
更に具体的に言えば
- 最終的に敗北したとは言いえ、南雲を追い詰めた楽をあっさり倒せる
- スリム坂本・南雲・有月の3人でも歯が立たない
- ライフル銃の跳弾を目視で見切る動体視力を持つ坂本が、反応できない居合いの速度
この辺りだけでも篁がいかに他のキャラクターと格が違うかわかるかと思います。
敗北
©鈴木裕斗・集英社 / 「SAKAMOTO DAYS」
圧倒的な強さを持つ篁ですが、作中では既に死亡したとされています。
篁の敗北シーンは19巻167話で篁がハルマ・楽を切り伏せスラーこと有月に切りかかる場面です。
有月は篁の恐怖と精神的ストレスにより自己防衛反応が働き、自身の中に新たな人格「篁の人格」を生み出します。
そして篁の一撃を躱し刀を奪い、篁を横一文字に両断します。
そのまま篁は「チッ…」と舌打ちし絶命するという場面です。
篁の様な怪物を倒せるのは篁だけだという事ですね。
ただし管理人としては死亡が確定したかどうかの真偽は不明だと思っています。
この辺りの考察は別の記事で載せます。
篁の考察はこちらになります。

作中での主な活躍
5巻38話
©鈴木裕斗・集英社 / 「SAKAMOTO DAYS」
篁が初登場したシーンです。
スラーが手配した死刑囚が街で好き勝手暴れており、ORDER内で処理するかどうか話し合っている途中で車の中にハエが飛んでいました。
ハエが篁の前を飛んだ時にハエを切るのと一緒に乗車していた車と社外の標識を真っ二つにしています。
このコマまでは作品に出てくる度に余裕を持った飄々としたイメージだったメンバーですが、篁の太刀筋に脂汗を浮かべているのが印象的なシーンです。
6巻49話
©鈴木裕斗・集英社 / 「SAKAMOTO DAYS」
坂本が死刑囚の一人である『アパート』と東京タワー内で戦っているシーンです。
坂本とアパートとの戦いで真ん中あたりから折れかけていた東京タワーのバランスを取るために、タワーの足を真っ二つにしています。
その後傾いた東京タワーは「東京の斜塔」として東京の新たな名所になっています。
19巻165話
©鈴木裕斗・集英社 / 「SAKAMOTO DAYS」
坂本が特A級抹殺対象にしていされ篁と対峙したシーンです。
坂本の機転により篁自身をどうにかするのではなく刀を消耗させれば無力化できると思い、技と刀の切れ味を消耗させ刀を使えなくします。
ここぞとばかりに坂本が篁に銃弾を撃ち込みますが、篁は弾道を見切り刀の刃に銃弾を沿わせて刀を研ぐ妙技をこなしてみせます。
19巻166話
©鈴木裕斗・集英社 / 「SAKAMOTO DAYS」
ハルマ・楽・有月の3名で篁と対峙しているシーンです。
スラーこと有月の機転で篁は敵意を示した物に切りかかると予想し、腕の自由を奪う事だけに集中し切りかかられることなくこれを成功させます。
身動きが取れなくなった篁にハルマ・楽が一斉に襲い掛かりますが、篁は何の躊躇もなく縛られている自分の腕を切り落とします。
更に切断面が驚く程綺麗に切断されている為、切断面の筋繊維の崩壊が起きておらず瞬時に切られた腕を掴み自分の身体に接着します。
その後は何事もなかったかのように接着した腕で刀を掴みハルマを真っ二つにします。
ちなみにこの腕切断シーンは篁が初めて草書体以外で喋ったシーンの直後のシーンです。
「えっ喋った!」「えっ切った!」と感情が追いつかず、管理人の中ではこの漫画で一番シビれたシーンでした。
まとめ
今回は『SAKAMOTO DAYS』に登場する作中最強候補でORDERメンバーである篁を
- 基本情報
- 概要
- キャラクター背景
- 強さ
- 魅力
- 他キャラクターとの比較
- 敗北
- 作中での主な活躍
の観点から徹底解説しました。
篁の考察はこちらになります。

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