はじめに
アニメ『黒岩メダカに私の可愛いが通じない』のオープニングのダンスシーンがある意味でネットで話題になっています。
この記事では、
- 何故あのダンスシーンが生まれたのか
- オープニングは知っているけどアニメの内容は？
- SNS等のネット上での反響
を紹介します。
アニメ『黒岩メダカに私の可愛いが通じない』ってどんな作品？
アニメ『黒岩メダカに私の可愛いが通じない』は久世蘭による漫画原作のラブコメディアニメで、2025年1月からテレビ東京系列で放送されています。
作品のあらすじ
「容姿端麗！スタイル抜群！川井モナは、息をするようにモテる女!!」
しかしそんな彼女に見向きもしない転校生・黒岩メダカの登場で、モナの学校生活は一変します。
メダカは寺の息子で将来は仏門に入る予定のため「色恋は戒律で禁止」という教えを守っており、共学の高校での心の修行として過ごしています。
モナはそんなメダカをあの手この手で落とそうと奮闘しますが、メダカは彼女の「可愛い」が通じない唯一の男子なのです。
物語が進むとモナはメダカへの本当の恋心に気づき、さらに恋のライバルとなる湘南旭をはじめとする個性豊かなキャラクターたちも登場し、青春ラブコメディが展開されていきます。
主な登場人物
黒岩メダカ
©久世蘭・講談社 / 「黒岩メダカに私の可愛いが通じない」
CV: 岩崎諒太
本作の主人公。
寺の息子で将来は仏門に入る予定。
「色恋は戒律で禁止」を守るため、モナの誘惑に冷たく対応するが、内心では動揺している。
川井モナ
CV: 芹澤優
本作のヒロイン。
息をするようにモテる女子高生。
大阪府出身で、普段は「意識高い系の都会女子」として振る舞うが、素が出ると関西弁になる。
メダカが自分になびかないことに驚き、彼を落とすために奮闘する中で本当の恋心に気づいていく。
湘南旭
CV: 雨宮天
学年トップの成績で女子バスケットボール部のエース。
メダカに一目惚れし、モナのライバルとなる。普段はクールに振る舞うが、メダカの前では乙女になる。
難波朋
CV: 矢野妃菜喜
モナの幼馴染で大阪から転校してきた親友。
モナとメダカをくっつけようとするが、自身もメダカに好意を持つようになる。
春野つぼみ
CV: 花澤香菜
モナのファンで天然な性格の女子。
モナのことを隠れて写真を撮るほどの熱狂的なファン。
白浜美波
CV: 前田佳織里
旭の親友で、彼女の恋を応援している。
ちょっと天然気味だが、あっさりとした性格。
アニメ制作情報
放送開始：2025年1月
放送局：テレビ東京系列
アニメーション制作：SynergySP
監督：奥村よしあき
シリーズ構成・脚本：筆安一幸
キャラクターデザイン：渡辺まゆみ
音楽：立山秋航
原作について
単行本18巻、発売開始しました〜〜🎉🎉
漫画ではモナ達は3年生になってます❗️
卒業まで残り一年の恋戦争をお楽しみください💚 pic.twitter.com/YYJk4DTvqA— TVアニメ月夜24時放送!!『黒岩メダカに私の可愛いが通じない』公式＠18巻発売中！ (@monaxmedaka) February 17, 2025
『黒岩メダカに私の可愛いが通じない』は2020年12月に『週刊少年マガジン』で読み切りとして掲載され、好評により2021年から連載がスタートしました。
2025年2月17日時点で単行本は18巻まで発売され、累計部数は200万部を突破しています。
ちなみに作者の久世蘭先生にとって初のラブコメ作品です。
作品の評価では「終始キュンキュンしっぱなし」「男子の心のど真ん中に突き刺さる」「男子の願望が詰まっている」などと評され、人気を集めています。
二期決定
🩷︵︵︵︵︵︵︵︵︵︵︵︵︵︵︵︵🩷
『#黒岩メダカに私の可愛いが通じない』
•*¨🎊第2期 制作決定🎊*•🩷︶︶︶︶︶︶︶︶︶︶︶︶︶︶︶︶🩷#メダかわ 応援ありがとうございました！
続報をお待ちください🎀 pic.twitter.com/BaedteFsAU— TVアニメ月夜24時放送!!『黒岩メダカに私の可愛いが通じない』公式＠18巻発売中！ (@monaxmedaka) March 24, 2025
既に二期が決定しています。
時期は今のところ未定となっていますが、あまり期間を空けすぎると視聴者の話題も他に行ってしまう為、そう期間は空かないと思われます。
続報を待ちましょう！
管理人は今年中だと思っています。
【謎ダンス】アニメオープニングが話題に
オープニング主題歌がその独特なダンスシーンで大きな話題を呼んでいました。
このダンスは「ひっくり返った虫ダンス」というニックネームで広く知られるようになり、SNS上で爆発的に拡散されました。
ここでは、この現象について詳しく解説します。
ダンスの特徴と話題になった理由
『黒岩メダカに私の可愛いが通じない』のオープニングダンスが注目を集めた最大の理由は、その独特な振り付けにあります。
特に以下の特徴が議論の的となっています。
- 上半身だけが動き、下半身がほとんど動かない不自然なモーション
- 全キャラクターが同じような動きを同時に行う単調さ
- スカートの不自然な動きと全体的な違和感
- キャラクターの個性が表現されていない画一的な振り付け
SNS上では「ひっくり返った虫」「死にかけの虫」「カペリート」「歩いてるときのC-3PO」など、様々な比喩で表現され、ある意味で大きな話題となりました。
オリコンニュースによると、このオープニング映像は公開後すぐに再生回数が25万回を突破し、現在では100万回以上の視聴を記録しています。
楽曲と歌手について
オープニング主題歌「雨トキメキ恋模様」は、VTuberグループ「ホロライブ」の「白上フブキ」、「百鬼あやめ」、「大神ミオ」の3人からなる「いろはにほへっと あやふぶみ」が歌っています。
作詞・作曲・編曲は、ボカロPとして「テレキャスタービーボーイ」「エゴロック」などの楽曲で知られる「すりぃ」が担当しています。
作曲者の「すりぃ」氏はX（旧Twitter）上で「虫ダンスとか言わないで！！！」と発言しており、公式には『メダかわダンス』と呼ぶことが推奨されているようです。
何故このようなオープニングシーンが生まれたのか
低予算説
ボカロPとVTuberを雇うお金で予算が底をついたという見方があります。
上半身だけのアニメーション、単調な動きなどから、制作費の制約があったのではないかという推測です。
話題性狙い説
「このダンスはバズるための戦略だと思う」
「俺たちはまんまと手のひらで踊らされていた」
という意見もあります。
意図的に独特なダンスを採用することで話題を呼び、アニメの認知度を高める狙いがあったのではという見方です。
SNSでの反応と二次創作
TikTokやYouTubeなどでは、このダンスを真似た「踊ってみた」動画が多数投稿され、「#メダかわダンス」のタグでは数万件以上の投稿があります。
- 中毒性を指摘する声
「中毒性あるんだよなー」
「このOP面白すぎてむしろ好きになった」
という肯定的な反応も少なくありません。
- 海外での反応
海外のアニメファンからは
「ユニークで楽しめる」
「文化的な違いを感じられて面白い」
といった好意的な意見も多く見られます。
話題性による影響と効果
当初は批判的な意見も多かったこのダンスですが、結果として作品全体の認知度向上に大きく貢献しました。
- 話題性による露出増加
各種ニュースサイトやSNSでの拡散により、アニメ自体の知名度が向上
- コミュニティ形成
ダンスを介したファン同士の交流が生まれ、新たなコミュニティが形成
- 原作コミックスへの関心
原作コミックスは放送前から累計190万部を突破しており、アニメ放送とダンスの話題性が更なる注目を集めました。
類似事例との比較
アニメにおけるやばいダンスシーンと言えばやはりこれ pic.twitter.com/8irU2sahNS
— ハルハル@アニラブ女子 (@haruharuAniaka2) January 9, 2025
過去にも「奇妙なダンス」で話題になったアニメ作品はあります。
例えば『幼なじみが絶対に負けないラブコメ』のダンスシーンは伝説的な作画崩壊として知られていますが、それが原作の人気に悪影響を及ぼしたケースもあります。
『幼なじみが絶対に負けないラブコメ』の原作者は「作画が崩壊した作品はもうとんでもないほど発行部数が減る」と自身の経験から語っています。
一方で「黒岩メダカ」の場合は、本編自体のクオリティは高く、オープニングダンスのみが話題になっているという状況です。
まとめ
『黒岩メダカに私の可愛いが通じない』は、息をするようにモテる女子高生・モナと、戒律のために恋愛を避ける寺の息子・メダカを中心に展開するラブコメディです。
モナの「可愛い」が通じない唯一の男子に恋をしてしまうというドキドキの展開と、個性的なキャラクターたちの掛け合いが魅力の作品です。
話題となったオープニングダンスは、批判と話題性の両面で大きな反響を呼んだ2025年冬アニメの特徴的な現象となりました。
低予算制作であったのか、意図的な話題作りだったのかは定かではありませんが、結果としてアニメの認知度向上に大きく貢献しました。
最終的には「批判も含めて話題になることの価値」を示した例として、アニメ業界にも一定の影響を与えたと考えられます。
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