第38巻までのハンターハンター短く完全あらすじ:ハンター試験編~暗黒大陸編まで!

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はじめに

2024年9月4日、待望のハンター×ハンターの第38巻が発売されました。
前巻である第37巻からおよそ1年10ヵ月ぶりとなる新刊です。

待ち遠しく思っていた反面、今までの物語の内容を忘れている方もいらっしゃると思います。

今回はそんな方にハンター×ハンターの物語のあらすじを
それぞれの区切り毎に分けて簡単に解説していきます。

新刊を読む前におさらいする気持ちで読んでみて下さい!

「面白いって聞くけど実は読んだことなくて…」という方も、
これさえ読めば大まかな流れはわかると思いますので最後までお付き合いください。

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ハンター×ハンターの大枠のあらすじ

ハンター×ハンターを全く知らない方へのこの漫画の主人公の目的を超簡単に解説します。

漫画『ハンター×ハンター』の物語は、主人公ゴン・フリークスの冒険を中心に描かれています。
ゴンは幼い頃に自分を育ててくれた叔母ミトから、
父親ジン・フリークスが伝説のハンターであることを知らせれ、
その後自分もハンターになって父に会うことを目指すようになります。

かおる
かおる

”ハンター×ハンター”という言葉を繰り返すタイトルですが、

同じ言葉を繰り返すという漫才コンビのダウンタウンのボケが元です。

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ハンター試験編・ゾルディック家編

ゴンはハンターになるためにハンター試験に挑戦します。

この試験は非常に過酷で、多くの受験者が途中で命を落とすほどです。
試験では様々な課題が課されますが、
ゴンは自らの持ち前の強さと優しさで試験を突破していきます。
試験中にゴンは、クラピカ、レオリオ、キルアという仲間たちと出会い、絆を深めます。

クラピカはクルタ族の生き残りであり、
仲間たちを虐殺した幻影旅団への復讐を誓っています。

レオリオは医者を目指すためにハンターになることを望んでいます。

キルアは伝説的な暗殺一家ゾルディック家の一員であり、
立派な暗殺者となる様に家族の期待を背負って育てられましたが、
ゴンとの出会いによって自由な生き方を求めるようになります。

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ハンター試験の最終試験ではキルアが兄イルミの精神的な支配により受験を放棄し、
ゴン達と離れ家に戻ってしまいます。

ゴンは試験に合格するものの仲間を救いたいと考え、
キルアを助けにゾルディック家に向かいます。

ゴンはそこでゾルディック家の異常な家族関係を目の当たりにしますが、
彼の強い意志によりキルアは自由を手に入れ、再びゴンたちと行動を共にすることになります。

かおる
かおる

何気に登場人物がゴン、クラピカ、ネテロ会長、ヒソカ、イルミと
物語の超重要人物が一度に出てくるのがハンター試験編ですよね。
ハンター試験編の最後には幻影旅団の話も出てきますし、
漫画の導入部分としては素晴らしいと思います。

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天空闘技場編

次の章では、ゴンとキルアが「天空闘技場」という塔で戦いの修行を行います。

この塔では戦闘を通じて上階へ進み、
勝ち進むことで報酬を得ることができます。

ここで彼らは「念」という特別な力を持つ戦士たちと出会い、念能力の修行を始めます。

念とはオーラを操作して様々な力を発揮する技術であり、
この世界の強者たちが持つ重要な力です。
ゴンとキルアは塔で出会った師匠であるウイングから念を学び念能力を身につけていきます。
ゴンはこの時強化系の念能力を取得し力強いパンチを繰り出す「ジャジャン拳」を開発します。

かおる
かおる

念はあらゆる能力を系統分け出来る物です。

他の漫画でも念の系統によって説明できる場合がほとんどです。

例えば超サイヤ人は強化系、ジョジョのスタンドは放出系 or 具現化系ですかね。

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幻影旅団編(ヨークシン編)

その後、物語はクラピカの復讐に焦点が当たります。

クラピカは幻影旅団という犯罪組織を追っています。
この旅団はクラピカの故郷であるクルタ族を全滅させ、
彼らの特徴的な赤い目を奪い去った張本人たちです。

クラピカはハンターになった後幻影旅団に対抗するために「鎖」の念能力を習得し、
その力で旅団のメンバーを一人ずつ仕留めていくことを誓います。

ヨークシンシティで開催されるオークションを舞台に、
クラピカと幻影旅団との壮絶な戦いが繰り広げられます。

旅団員であるウボォーギンを鎖で捕らえ命を奪ったり、
旅団のリーダーであるクロロ・ルシルフルを捕らえるなど、
復讐は着実に進んでいきましたが、
その過程でクラピカは自分の行動が新たな憎しみを生むことに葛藤します。

ゴンとキルアもこの戦いに巻き込まれ、
幻影旅団のメンバーとの戦闘を繰り広げます。

旅団の一員であるマチやノブナガに追い詰められるも、
二人は持ち前の機転とチームワークで逃げ延びます。

最終的にクラピカはクロロに「絶対時間(エンペラータイム)」という能力を駆使し、
念能力を封じ彼を無力化しますが、旅団そのものを完全に壊滅させるには至りませでした。

かおる
かおる

旅団がとにかく格好いい!

管理人は旧作アニメのクロロ vs ゼノ・シルバを定期的に見てます。

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グリードアイランド編

次に物語はゴンの父ジンが作ったというゲーム「グリードアイランド」に焦点があたります。

このゲームは現実とリンクした特異なものであり、
念能力者しかプレイできないという特別な条件が課されています。
ゴンとキルアはこのゲームを攻略しジンの手がかりを得ようとします。

ゲーム内ではビスケット・クルーガーというベテランハンターに出会い、
彼女の指導のもとで念能力のさらなる強化に取り組みます。

かおる
かおる

ちなみにビスケは天空闘技場編で念を教えてくれたウイングの師匠です。

さらにビスケの師匠はハンター協会元会長のネテロです。

 

ゴン・キルアの師匠であるウイング

ウイングの師匠であるビスケ

ビスケの師匠であるネテロ

ビスケは外見は可憐な少女ですが実は筋骨隆々の大人であり、極めて高い戦闘能力を持っています。彼女の厳しい指導の下ゴンとキルアは念能力の基礎を徹底的に鍛え上げ、
戦闘力を飛躍的に向上させていきます。

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グリードアイランドの目的は特定のカードを全て集めることです。
このカードは非常に多種多様でそれぞれが強力な念能力を持っています。
ゲーム内での戦いは非常に厳しく多くのプレイヤーが命を落としてしまいます。
特にボマーと呼ばれる強力な念能力者集団との対決は、ゴンたちにとって最大の試練となります。

レイザーというジンの旧友とバレーで対決し、
そこで得たカードを狙うゲンスルーと対決することになります。
最終的にゴンたちはボマーを打ち倒し、ゲームクリアに必要なカードを全て集めます。

ゲームクリアの報酬としてゴンはジンに関する手がかりを得ることに成功し、
もう一つの報酬である”一つだけゲーム内のカードを貰える”という物を利用して
ジンが待つ場所へと転送するようにカードを使用します。

しかし転送された先にはジンの姿はなく、ジンの弟子カイトがいました。

かおる
かおる

ここでは簡単にまとめてるため詳しくは書きませんでしたが、
三人で協力して挑むレイザーとの勝負は作中屈指の熱い戦いです。

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キメラアント編

次に登場するのは、最も恐ろしい敵「キメラアント」です。

キメラアントは非常に高い繁殖能力と強力な戦闘力を持ち、
人間を捕食し、自分たちの兵士にしてしまいます。

このキメラアントの女王が特に強力な兵士である「王」を産むために、
多くの人間を捕食し始めその脅威が広がっていきます。

ゴンとキルアはキメラアントの脅威を止めるために派遣され、
ネテロ会長や他の強力なハンターたちと協力してキメラアントと戦うことになります。
特に王直属の護衛軍であるユピー、シャウアプフ、ネフェルピトーとの戦いは激烈を極め、
ハンターたちは次々と倒れていきます。

ゴンはカイトというハンターと共にキメラアント討伐に挑みます。
しかしカイトはネフェルピトーに惨敗してしまい、その死がゴンに大きな衝撃を与えます。

ゴンはその後、自らの念能力を極限まで引き上げピトーを打倒することに成功しますが、
その代償として自らの身体を著しく消耗させ満身創痍となります。

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一方、ネテロ会長はキメラアントの王「メルエム」との最終決戦に挑みます。

メルエムは類まれな知性と強力な戦闘能力を持ち、人間の価値観を超越した存在でした。
ネテロは全力を尽くして戦いますが、次第に劣勢となって行き最終的には
心臓に埋め込まれた核兵器「貧者の薔薇」を自ら爆発させることでメルエムを倒そうとします。

この爆発は強力であり、ネテロを圧倒する程の戦闘能力を持ったメルエムも
致命的なダメージを受けることになります。

しかしメルエムは自身の再生能力と護衛軍の協力によって一時的に復活を遂げます。

身体は完全に復活したと思われたメルエムですが、
「貧者の薔薇」の放射性物質が体内に残っており
メルエムと護衛軍の寿命は限られたものとなってしまいます。

メルエムは自身の死を悟り、唯一自分が認めた(愛した)人間である
盲目の少女コムギと共に死を迎えることを選びます。

最終的に二人は静かに寄り添いながら息を引き取ります。

かおる
かおる

最高傑作ともいわれるキメラアント編です。
連載当時グリードアイランド編が終わってから休載期間が続き、
満を持して始まったキメラアント編がこの纏まり方は本当に驚きました。
キメラアント編以前より面白いと言われていた本作ですが、
管理人含め読者は「ここにきてまだ上を描けるのか!」と衝撃でした。

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アルカ編・選挙編

一方、ゴンはネフェルピトーとの戦いで念能力を使い果たし命を落としかけます。

ゴンの友人であるキルアはゴンを救うために自分の家族に頼り、
妹のアルカの力を借りてゴンを回復させます。

アルカは「ナニカ」と呼ばれる謎の力を持ち願いを叶える能力がありますが、
その代償として大きな危険が伴うためゾルディック家に監禁されていました。

キルアはこの力をうまく利用してゴンを救いますが、
家族との関係やアルカの制御について複雑な問題が浮き彫りになります。

最終的にアルカをコントロールしゴンを救出することに成功しますが、
なんとゴンはオーラが見えなくなっていました。

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場面はハンター協会に変わります。

キメラアント編の後、ハンター協会はネテロ会長の死を受けて
新たな会長を選出するための選挙を行います。

選挙には様々なハンターたちが参加していおり、
その中にはカイトの師匠でありゴンの父親であるジン=フリークスもいました。
選挙の過程でジンの過去や彼の意図が明らかになり、物語の新たな展開が示唆されます。

最終的に選挙の結果、ジンの旧友であるパリストン=ヒルが当選しますが、
パリストンは”選挙で当選する事”が前会長に対する弔いと考えており、
それ以上の事はどうでも良く何も考えていませんでした。

一通り選挙を楽しんだパリストンは一度名目上会長に就任した直後に、
同じ十二支んメンバーであるチードルへ会長の座を明け渡します。

かおる
かおる

選挙編は記憶に新しい方も多いはず。
第30巻の表紙の伏線が話題になりましたよね。

ゴンはジンの待つ世界樹へ、
キルアはアルカと共に今までの時間を取り戻す旅へ、
それぞれ別々の道へ一旦別れるのでした。

その後ゴンは父親であるジンと対面しこれまでの冒険について語り合います。
ジンはゴンにハンターとしての道を続けるかどうかを自分で決めるよう諭すのでした。

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暗黒大陸編・王位継承編

選挙編の後物語は新たな舞台へと移ります。
それが「暗黒大陸」です。

この大陸は人間の世界とは異なる未知の場所であり、
そこには数々の危険が待ち受けています。
ジンはこの暗黒大陸への探検を提案し、
世界中のハンターたちがその計画に関わることになります。

暗黒大陸編ではジン、クラピカ、ヒソカ、クロロ、幻影旅団、王子達の
過去や目的が深く掘り下げられ、新たな勢力や敵が登場します。

クルタ族の緋の目の行方を追うクラピカですが、
カキン王国の王子の一人であるツェリードニヒが所有している事を突き止めます。
クラピカはカキン王国の王子達の護衛として暗黒大陸への旅に同行し、
そこで王位継承戦という王子同士の争いに巻き込まれていきます。

王位継承戦は非常に複雑で各王子たちが陰謀と殺し合いを繰り広げる中、
クラピカは自らの信念を守りながらも生き残るために戦うことになります。

暗黒大陸編・王位継承編ではクラピカの緋の目に対する執念が濃く描かれており、
彼の物語が現在のハンター×ハンターの最も主要な軸の一つとなっています。

かおる
かおる

暗黒大陸からもたらされたという五大厄災がそれぞれ明らかになりました。
詳しいことはまだ描かれていませんが、
見た目のインパクト、説明などを見ただけででわくわくしますよね。

五大厄災については考察なども交えてこちらで紹介しています。

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最後に

『ハンター×ハンター』は、冒険、友情、復讐、そして成長をテーマにした壮大な物語です。

主人公ゴンは親との再会を目指して旅を続け、その過程で多くの困難や試練に直面します。
彼の成長と仲間たちとの絆が物語の中心にありますが、
同時に複雑な世界観やキャラクターたちの内面が深く掘り下げられています。

現在連載されている暗黒大陸編・王位継承編が、
まだ目的地に行く途中の話であることからも分かる様にかなり壮大な話になると思われます。

作者の体調による休載が続く本作ですが、考察などを見つつ連載を気長に待ちましょう!

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