是非こちらも併せてお読みください。
はじめに
ハンターハンターは登場人物たちが様々な冒険を通じて成長していく姿が描かれる作品です。
物語は主人公ゴン・フリークスが父親を探す旅から始まり、
多くの試練と出会いを経て進んできました。
しかし第32巻以降、物語は新たなフェーズに突入します。
それが「暗黒大陸編」です。
暗黒大陸編はこれまでのハンターハンターの常識を大きく変えるターニングポイントと言えます。
未知の大陸である暗黒大陸へ向かう冒険は物語の規模を拡大し、
今までと比にならない様なさらなる未知への挑戦が描かれます。
この編は今後の展開においても重要な役割を果たすことになるでしょう。
本記事では暗黒大陸編の概要、重要な要素、そしてその意義について解説します。
暗黒大陸とは
The dark continent is gonna be the greatest arc ever pic.twitter.com/Xi08T41KbN
— King Chimera 👑 (@chimera_4212) August 21, 2024
暗黒大陸は第32巻までの既知の世界とは打って変わり海を越えた外の世界で、
ハンターハンターの世界において未知の領域、禁断の領域であり
ごく限られた人類が数える程度しか踏み入れていない土地です。
暗黒大陸は今まで登場していた世界とは異なる自然環境や生態系を持っており、
常識では考えられないような生物が生息し未知の能力が潜んでいることから
非常に過酷な条件下にあると言えます。
これまでに人類は何度か暗黒大陸の調査を行ってきましたが
その自然環境や生態系の調査は疎か、生還した者ですらごくわずかという状態です。
原因は主に暗黒大陸に存在する「五大厄災」などの脅威が挙げられ、
人間の知識や技術では到底太刀打ちできないほど強力であることが知られています。
”危険な土地”という言葉では足りないくらいの暗黒大陸ですが、
「希望（リターン）」と呼ばれる未知の資源や生物が存在するとされており、
これらを手に入れることができれば人類にとって計り知れない利益をもたらすと言われています。
以上の事から暗黒大陸は「夢」と「悪夢」が交錯する場所とされます。
現在の作中の物語はその暗黒大陸を目指すまでの船内での話となります。
暗黒大陸編はシリーズの中でも非常に複雑で、たくさんのキャラクターと勢力が入り乱れています。
またオムニバス形式の様に場面が入れ替わる構成な上に休載期間も相まって、
「この話は前回どんな話まで行ったっけ…」という事がよくあります。
王位継承戦、幻影旅団、ビヨンド、五大厄災、希望（リターン）
話が複雑過ぎる！
暗黒大陸探検の意義
テレビ画面L字になるとか災害級やないかい。
ハンターたち早く暗黒大陸上陸してリターン(希望)得てきて。
つまりHUNTER×HUNTER早く連載再開して。 #ハンターハンター pic.twitter.com/aULNDcc2uN— にしくん (@2FM6f5HUN79sn1s) February 29, 2020
人類の未知への挑戦
まず暗黒大陸探検は人類が未知の世界に挑むという究極の冒険です。
ハンターハンターの世界においても探検とはただの冒険ではなく、
新たな知識や技術の獲得、さらには人類の存続に関わる大きな意義を持っています。
暗黒大陸にはこれまで人間が経験したことのない新たな脅威が存在すると同時に、
それを克服することで得られる「未知の可能性」も秘められています。
暗黒大陸編はこれまでの物語の中で描かれてきた冒険とは一線を画し、
文字通り「未知の領域」に足を踏み入れることとなります。
世界観の拡張と物語の進行
暗黒大陸編はハンターハンターの物語全体を、
新たなステージへと進化させる重要な要素となっています。
これまでのシリーズでは主要な舞台は人間界やその周辺に限られていましたが、
暗黒大陸という新たな舞台の登場により物語のスケールが一気に拡大しました。
このスケールの拡大は我々読者に新たな興奮を提供すると同時に、
これまでのキャラクターたちの成長や新たなキャラクターの登場、
そして彼らの関係性にも大きな影響を与えています。
また暗黒大陸探検が進むにつれ各勢力の真意や大陸の真実、
物語そのものに関する深い謎が徐々に明らかになっていくことも期待されています。
人類の生存と発展
暗黒大陸探検は人類の生存と発展に直接関わる問題でもあります。
暗黒大陸に存在する「希望（リターン）」とは新たなエネルギー源や医療技術、
未知の資源など現代社会の諸問題を解決する可能性を秘めたものです。
これらを手に入れることで人類は新たなステージへと進化することができるかもしれません。
一方で暗黒大陸に存在する「五大厄災」は人類にとって最大の脅威と言えます。
これらの脅威を克服することは人類の存続にとって重要な課題であり、
ハンターハンターの世界では暗黒大陸の探検は単なる冒険ではなく、
人類の未来にとっても重要な意味を持つものとなっています。
五大厄災
暗黒大陸にいるやつかと思った pic.twitter.com/CgNHjEc8Gf
— フルゴリ (@Hello_Otacrazy) May 26, 2024
暗黒大陸編の最大の脅威とされるのが「五大厄災」です。
これらは暗黒大陸に存在する非常に危険な存在であり、
過去に人類が暗黒大陸への探検を試みた際に遭遇しその恐ろしさを目の当たりにしています。
- 人飼いの獣 パプ
危険ランクA
原作の参考画像では木の間に隠れており本体は確認出来ません。
被害者と思われる干からびた人間は管が付いており、表情はどこか幸せそうです。 - 双尾の蛇 ヘルベル
危険ランクA
原作の参考画像ではその名の通り蛇の様な見た目です。
暗黒大陸の木は巨大であることから相当な大蛇かもしれません。 - 不死の病 ゾバエ病
危険ランクB+
原作の参考画像では五大厄災に襲われて唯一の生存者が出てきます。
ゾンビの様になっており、ひたすら自分の血液を吸い続ける廃人になっていました。 - ガス生命体 アイ
危険ランクA
原作の参考画像では実体のない煙の様な形状をしています。
「あい」という鳴き声の様な物を発するようです。 - 兵器 ブリオン
危険ランクB+
原作の参考画像では人型の身体に惑星の様な球体の頭部を持ちます。
気になるところはブリオンはこの個体のみなのか、それとも群れを成しているのかです。
※キメラアントの危険はランクB
五大厄災の詳細なことまではほとんどわかっていませんが、
たった1ページの説明を読むだけで暗黒大陸の期待が高まります。
五大厄災については考察なども交えてこちらで紹介しています。
ストーリー展開
『ハンターハンター』1年10ヵ月ぶりの新刊となる38巻が2024年9月4日に発売https://t.co/O6ySd56eQb
※画像は37巻の表紙 pic.twitter.com/z0EGj7FHqt
— ファミ通.com (@famitsu) July 22, 2024
暗黒大陸編は複数の重要なストーリーラインが同時進行する形で展開されています。
舞台はブラックホエール号という巨大な船の中であり、
この船上では様々な陰謀や戦いが巻き起こり緊張感が高まっています。
現在進行している主な話
- 王位継承戦
カキン王国一行は次期王位を巡る激しい争いが繰り広げられています。
王子たちはそれぞれの野心と策略を駆使して生き残りをかけた戦いに挑んでおり、
この戦いが暗黒大陸探検にも影響を与えることになります。 - ヒソカと幻影旅団
暗黒大陸への旅に関連してヒソカと幻影旅団も動き出します。
ヒソカは既に旅団員を2人暗殺しており旅団員は全員始末すると発言しています。
この2つの勢力の争いが物語にどのような影響を与えるのかが注目されています。
今後の展開
Dark continent…..
October might be the month grandma 🙏🏿. pic.twitter.com/I3ISwqLB2G
— Art Of Chillin. (@Kevkashi) August 19, 2024
物語全体を通して描かれる「人類の未知への挑戦」というテーマが、
今後の展開でどのように結実するのかも注目すべき点です。
これまでの物語で培われたキャラクターたちの成長や人間関係が、
暗黒大陸という新たな舞台でどのように変化していくのか。
これはファンにとって大きな興味の対象となっているでしょう。
最近のクラピカの死に急ぎっぷりとか、ヒソカさんに狩られる旅団を見ると、これ、「人間はみんな寿命でいずれ死ぬ」みたいな日和った回答だったのではなく、本気で連載中に皆殺しにするつもりなんでしょうね。 pic.twitter.com/wbtxWwEeJs
— ハンセイ (@neoamakusa) September 12, 2017
特にクラピカは暗黒大陸編でどうなるのか気になります。
暗黒大陸編のクラピカは緋の目の話となると、
何かに憑りつかれたような鬼気迫る表情になります。
幻影旅団とクラピカは全員死ぬという発言はここで回収されるんでしょうか…
また暗黒大陸編が終わった後、
どのような新たな展開が待っているのかも気になる部分です。
暗黒大陸での発見や出来事が既知の世界にどのような影響を与えるのか、
未回収の伏線に繋がる物がいくつか出てくる可能性もあります。
暗黒大陸編はハンターハンターの物語全体を再定義し、
新たなステージへと進むための重要な鍵となる編と言えるでしょう。
管理人の暗黒大陸編の感想
王位継承戦が始まる pic.twitter.com/4vG2CXneMk
— FUZZ (@erohon_12) June 28, 2024
選挙編の後、暗黒大陸編が始まると知らされた当時
管理人は未知の広大な土地である暗黒大陸の物語にわくわくと不安がありました。
キメラアント編というハンターハンターの中でも最高傑作と呼べる話を終え
ゴンはキルアの尽力で助かり目的であるジンに会え、
キルアとアルカも仲良く二人の時間を取り戻す旅へ出ました。
残すはクラピカの復習、レオリオの夢、ヒソカと旅団の関係、その他細かい伏線
これらならまだ何とか回収出来る範囲の伏線だと思っていたからです。
確かに暗黒大陸の話は導入部分を読んだだけでわくわくさせてくれる内容です。
しかしわくわくさせてくれた反面、話の風呂敷が更に広がっており
暗黒大陸は現時点で王位継承戦、ヒソカと旅団の睨み合い、クラピカの復習
十二支んの使命、ビヨンドの企み、それを利用しようとしているパリストン、
それを止めようとするジン、と果たして話をまとめ上げられるのかと不安になっています。
現在アルカの能力で死の淵から奇跡的に生還したゴンですが念が使えなくなっている状態です。
この話を読んだ時、少年ジャンプの別作品であるBLEACHを思い出しました。
愛染を倒すために全てを賭けた一護は死神の力を失ってしまいます。
後に死神の力を取り戻しますが、読者からの評判はそれまでの話と比較すると
そこまで盛り上がっていたとは言えませんでした。
「ハンターハンターはまだ続くけど大丈夫か…？」
結果的に言うと話のテンションは維持されたままで相変わらず面白かったです。
まずハンターハンターとBLEACHの大きな違いとして、
主人公と呼べる存在がゴンだけではなかったことが大きな要因でした。
現在の主人公は誰に聞いてもクラピカです。
完全にハンターハンターの暗黒大陸編の王位継承戦じゃないですか…。 https://t.co/gg3vNphGPJ pic.twitter.com/vy9b0c001C
— プロレタリア (@ExploitedSide) March 2, 2023
話としても本当に面白く、特にツェリードニヒが念の才能に目覚める場面などは
（クラピカの視点で見ると）敵ながら熱くなる展開です。
クロロの幻影旅団の過去回想も伏線が回収され結成の裏話を読むことが出来た上に、
サラサの死の謎、旅団に入らなかったシーラの行方など新たな謎も出てきました。
以上の事から現状では管理人の暗黒大陸編に対する感情はわくわくが勝っています。
「何様で意見しているんだ！」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが
漫画も描いたことがない素人の戯言としてお許しください。
最後に、作者の冨樫先生の腰が少しでも良くなるように願っています。
最後に
暗黒大陸編はハンターハンターの物語における一大転換点として位置づけられています。
未知の大陸への冒険は人類の限界への挑戦であり、
物語のスケールを飛躍的に拡大させる重要な要素です。
また五大厄災という巨大な脅威がキャラクターたちにどのような試練をもたらすのか、
その行方は我々読者に既に大きな期待を抱かせていると言っても過言ではありません。
更に暗黒大陸編の謎や伏線が物語全体の展開にどのような影響を与えるのかについても、
暗黒大陸編連載時から様々な考察が飛び交っています。
この記事を通じて暗黒大陸編の魅力を改めて感じていただき、
ハンターハンターの世界へ再び足を運んでいただければ幸いです。
壮大な冒険が再び始まるその時を、是非お見逃しなく！
是非こちらも併せてお読みください。
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