こちらは篁の考察記事になります。
篁の解説はこちらになります。

はじめに
「篁(たかむら)は本当に死んだのか――?」
『SAKAMOTO DAYS』の中でも圧倒的な実力を誇りながら、謎の多いキャラクター・篁。
彼は本当に死亡したのか、それとも生きている可能性があるのか?
そして、最期に残した「チッ…」という意味深な一言にはどんな真意が隠されているのか?
もし篁が生存していたとしたら、今後どのような活躍を見せるのか――。
本記事では、彼の死と今後の展開を徹底考察します!
ファンなら絶対に見逃せない内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
本記事では
- 篁の死亡説と生存説
- クローン説
- 最後の言葉「チッ…」の真意を考察
- 篁が生きていた場合の展開を考察
の3つを考察しています。
また最後に篁とおぼしきキャラクターが出演している同作者の作品を紹介しています。
無料で読める短編漫画ですのでそちらも是非お読みください。


篁の死亡説と生存説
死亡説
©鈴木裕斗・集英社 / 「SAKAMOTO DAYS」
当たり前ですが普通の人間は胴を真っ二つにされたら死にます。
穿った見方をしなければ篁は有月が篁の人格を宿して真っ二つにされて死亡したと見えます。
また篁があまりにも強すぎて扱いに困るが故にメインの話にはもう出てこず、作者・編集者との協議の結果退場させたというのが考えられます。
生存説
©鈴木裕斗・集英社 / 「SAKAMOTO DAYS」
篁の刀の太刀筋は綺麗過ぎるお陰で切断された腕が綺麗に縫合し元通りになったと、楽と鹿島の会話が過去にされています。(7巻56話参照)


篁の胴体を両断したのは有月(篁の人格)です。
つまり篁は疑似的に篁自身に切られたことになりに、断面の筋繊維が崩壊していないので縫合手術で一命をとりとめている可能性があるという説です。
「いやいや腕と胴体では訳が違うでしょう。」
と思うかもしれませんが、筋肉は骨格筋・心筋・平滑筋と分類されます。
骨格筋は腕や脚などを動かす筋肉で心筋はその名の通り心臓を動かく筋肉です。
そして平滑筋は血管や内臓の筋肉を差します。
なんとなく胴体は駄目だと思っている主な理由が、”内臓”が関係していると思います。
ですが篁の太刀筋は筋繊維を傷つけず両断しており、内臓は筋肉でも構成されています。

厳密に言えば内臓は筋肉の他に脂肪なども含まれています。
またこのシーンの直前に腕を接着するシーンが挟まれている事にも、もしかしたら意味があるのかもしれません。
更に言えばライフルよりも圧倒的に早い篁の居合いの速度なら、『内臓』が切られている事を自覚できないかもしれません。
血液は出ていますが、液体という流動物だからと無理矢理解釈できなくもないです。
かなりぶっ飛んでいる話になっていますが、篁という無茶苦茶なキャラクターならあり得る話だと思えてしまいます。
クローン説
©鈴木裕斗・集英社 / 「SAKAMOTO DAYS」
こちらは生存説から繋がる物ですが、実は『SAKAMOTO DAYS』の篁はクローンなのではないかという説です。
あえて【『SAKAMOTO DAYS』の篁】と書いているのには理由があり、同作者の短編漫画である『骸区』の老人こそ”オリジナルの”篁ではないかという説です。

ワンピースで言うクマとパシフィスタみたいな関係でしょうか。
また篁は同作者の『骸区』という漫画の関連性が注目されていますが、もう一つの短編漫画である『ロッカールーム』の管理人にも姿が似ています。
性格は全く違いますが、もし管理人が『世の中の悪を罰する最強の自分の分身』を願った結果、クローンの様に量産されているという考え方も出来ます。
また作中で篁の出番が少ないのも、時間制限があったからと考える事も出来ます。

『骸区』『ロッカールーム』についてはこの記事の【短編漫画『骸区』『ロッカールーム』】で紹介しています。
どちらも無料で読むことが出来るので、この機会に一度読んでみて下さい。
実は篁は以前にも死にかけています。
7巻54話で宇田が篁の至近距離で自爆しています。
暫くした後、何事もなかったかのように無傷で再登場しますが再登場した篁は新しく生み出された篁で、宇田の自爆と共に死亡しているのではないでしょうか。
なんとなく「篁なら生きていそう」という先入観でいますが普通の人間であれば手が肩に触れられる位置で爆発されたら無事ではないでしょう。
また篁はスーツの様な格好をしており肌の露出は手と顔のみですが、再登場した際に無傷なのも気になります。

「篁さんだから生きていた」と言われればそれまでですが…
最後の言葉「チッ…」の真意を考察
©鈴木裕斗・集英社 / 「SAKAMOTO DAYS」
考察1
ただの敗北に対する落胆
一番普通で素直に読んだ場合はこちらだと思います。
圧倒的強者故に今まで自分がここまで危機的な状況になることがなく、苦戦どころかまさか敗北するとは思っておらず「自分も焼きが回ったか」と落胆した感嘆詞という説です。
考察2
”篁”というキャラクターを考えると
謎多き最強の男、篁だからこそこんな考えにもなるのではないでしょうか。
敗北して自分の命がどうというよりも、篁の言う『世の中のクズ』を捌けなかった事に対する感嘆詞だったという説です。
またはそんな【『世の中のクズ』に敗けた自分】に対して腹が立って発した言葉かもしれません。
この場合、もし生存していたら『世の中のクズ』に敗けない為に、更に強くなっているかもしれません。
考察3
相手が自分自身だった故の不覚
篁のその圧倒的強さは身体能力の高さから来るものです。
©鈴木裕斗・集英社 / 「SAKAMOTO DAYS」
現に坂本が篁と対峙した際には、篁をどうにかすることを諦め篁の武器である刀を消耗させる作戦に出る程です。
また公式ファンブックにも篁の身体能力は5段階中で∞(恐らく測定不能による便宜上の記載)と記載されていました。


つまり所持している刀はあくまで篁の強さを補助しているだけで武器が鎌であろうが、鉈であろうが最強には変わらないと考察できます。
何が言いたいかと言うと刀に対する愛着はそこまでないかもしれないという事です。
実力で圧倒している坂本・南雲には容易に近づける為、折れた刀で懐に潜り込み切りつけることが出来ました。
しかし有月(篁の人格)という自分と同程度の相手では余裕がない状態で、なんとなくで扱っていた刀の長さを測り間違え、一瞬のミスを有月(篁の人格)に的確に突かれ不覚を取ったという説です。
ここまで愛着がなかったという前提で書いていてこんなことを言うのもなんですが、刀に愛着があっても同じようなことが考えられます。
坂本・南雲に切りかかってますが、この時は刀の長さがいつもより短くなっている事を考慮しても戦えるだけの余裕があったから折られた刀でも切りかかることが出来ました。
しかし有月(篁の人格)という自分と同程度の相手と対峙し、全く気の抜けない戦いでは余裕がなく「この刀の届く範囲はここまで」と、余裕の無さから刀が折れている事を計算に入れておらず不覚を取ったという説です。
考察3のまとめ
考察3は少し長くなってしまいましたがまとめます。
- 坂本・南雲相手には刀が短くなっていたのを考える余裕があったから切りかかることが出来た
- 有月(篁の人格)相手には刀が短くなっていたのを考える余裕がなく不覚を取った
ここから考えるに『刀が短くなっていた事を忘れていた』に対する感嘆詞だったという説です。
篁が生きていた場合の展開を考察
©鈴木裕斗・集英社 / 「SAKAMOTO DAYS」
利害一致での参戦
最新号である週刊少年ジャンプ15号の最新話(204話)では、ORDERはスラ―一派と組むことになったと沖が発言しています。
また最新話では殺連の会長である麻樹が有月に殺害された描写があります。
こうなると篁が以前所属していた殺連やORDERではなくなります。
篁は以前のORDERの殺し屋に対する”秩序”の考え方に賛同していたからORDERに所属して殺連に協力していたのであって、今の変わり果てた殺連やORDERには自分の賛同していた”秩序”がなくなり、逆に篁が考える『世の中のクズ』になり下がったと考えると思います。
そう考えると坂本一派と仲間にはなりませんが、共闘するような形で現在の殺連とスラ―を潰そうとするのではないでしょうか。
あくまで篁が『世の中のクズ』だと思った者を粛清するだけの利害一致であり仲間までは行かないと思います。

篁さんには『仲間』より一匹狼で居て欲しいと思ってしまいます。
最終回での突然の出演
死亡説でも少し触れましたが、作者目線でもあまりにも強すぎて篁の扱いに困るが故に、メインの話にはもう出てこずストーリーには一切関わらないという説です。
少し話は逸れますが、同じジャンプ作品の『ジョジョの奇妙な冒険』第五部のパンナコッタ・フーゴというキャラクターはスタンドの扱いに困って『離脱』と言う形で退場させられた説があります。
一応小説版で離脱後の話が描かれていますが、離脱の原因として『スタンドが強すぎた説』『単純に能力が複雑で応用が利かなかった説』があります。


では篁単体の小説が出るのかと言うとそれは分かりかねますが、『SAKAMOTO DASYS』の最終回に死んだと思っていた篁がふらっと出てきて坂本達が驚いて(ドン引きして)終わり、と言う展開もありそうです。
具体的に言えば、
みんなで祝勝会をしている会場の扉から例の草書体が聞こえてきて、それに気が付いた坂本が扉を開けるが誰もいない、床には日本酒が一升瓶で置かれている。
みたいな姿は現さない演出も面白いと思います。
またパンナコッタ・フーゴ同様、有月に切られてから最終回まで裏で暗躍していたスピンオフ作品が出ても人気が出そうです。
短編漫画『骸区』『ロッカールーム』
『骸区』の主人公が篁に似ているされていますが、同じ作者の短編漫画『ロッカールーム』に出てくる管理人も篁に似ています。
ただし作中では良く喋るしコミュニケーションも普通に取っているので性格は全然違います。
両方ともジャンプ+公式で無料で読める短編漫画です。

『骸区』には篁さんと思われる人物が出演しており
『ロッカールーム』は『世にも奇妙な物語』で実写化されています。
『骸区』
『ロッカールーム』
まとめ
今回は『SAKAMOTO DAYS』に登場するキャラクターである篁の
- 篁の死亡説と生存説
- 最後の言葉「チッ…」の真意を考察
- 篁が生きていた場合の展開を考察
の3つの考察に加え、篁とおぼしきキャラクターが出演している短編漫画を紹介しました。


篁の解説はこちらになります。

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