三大歪みゲー、三大奇ゲーとは?ガラージュ、バロック、クーロンズゲートを紹介。

angel ゲーム
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はじめに

皆さんはゲームがお好きですか?

どんなゲームでも?

日本には歪みゲー、奇ゲーと呼ばれるゲームが存在するのを知っているでしょうか。
その中でも特に異彩を放つ三大歪みゲー、奇ゲーはご存知でしょうか。

今回は時経ってもなおカルト的人気を誇るゲーム三大歪みゲー、奇ゲーである
ガラージュ、バロック、クーロンズゲートを紹介します。

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三大歪みゲー、三大奇ゲー

先に断っておきますと今回紹介する三作品は歪みゲー、奇ゲーと呼ばれる様に
万人に刺さる様な内容のゲームではありません。

この手のゲームは「主人公が幸せな最後でハッピーエンド!」
という訳にいかないことの方が多いです。

逆にエンディングを迎えたところでもやもやとした感情が残り続けるでしょう。

ただそんな救いがないエンディングだからこそ、
僅かな救いの解釈を導き出そうと考える余地が生まれるのではないでしょうか。

またどの作品も魅力的な世界観を持っており、どこか宗教的で哲学的な三作品は
最新ゲームに負けない独特な雰囲気を味わえることから今もなおカルト的人気を誇っています。

「普通のゲームに飽きた。」

「少し暗い雰囲気の独特なゲームをやってみたい。」

と言う方は是非最後までお付き合いください。

少し前までは移植されておらずどのゲームも入手困難で高額な物ばかりしたが
現在は移植が進み、誰でもプレイ出来る物も増えましたので併せて紹介します。

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ガラージュ

ゲーム概要

本作は主人公であるヤンがガラージュという機械で精神治療をする物語ところから始まります。

「大丈夫ですよ、”ガラージュ”を信じてください」

機械によって精神世界に送られた主人公ですが、
精神世界の自分の部屋の中にたくさんの張り紙があることに気が付きます。

張り紙によると、自分の部屋は以前シェンという人物が使っており、
彷徨っていた主人公はシェンに助けられたらしいという事を知ります。

更にメモにはこう書かれています。

「できることならこのいかがわしい世界から脱出しなさい。」

読み終えると主人公はまずは脱出の足掛かりとなる
自分の”カゲ”を探しにガラージュの世界を探索するのでした。

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魅力

心理学の要素をストーリーに落とし込んでおり、
バロックやクーロンズゲートにはない精神面でのリアリティな感覚を味わえます。

また舞台背景が精神世界という事もあり、おかしいのが普通、異常なことが正常となり、
いつの間にか作中の世界に違和感を抱かなくなっているプレイヤーがいるはずです。

若干ネタバレ要素

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ガラージュは今回紹介している三作品の中でも飛び抜けて
世界観や人物の造形が独創的で、好きな人はとことんはまる作品です。

移植情報

元々はPC用のゲームでその希少性から長年入手困難だったガラージュですが、
幸いなことに現在はAndroid、iOS、Steam、 Nintendo Switchにて、
加筆、動画、ゲームバランスなど様々な修正を施したリマスター版が発売されています。

またAndroid、iOS向けのスマホ用アプリとしてリリースする際は、
クラウドファンディングにて「『ガラージュ:完全版 for Mobile』制作プロジェクト」
と題し資金を募り、目標金額300万円に対し最終的には7倍以上の約2,300万円を集めました。

Nintendo Switchには2024年6月6日より配信されていますが、
このクラウドファンディングがなければ移植されていなかったのではないでしょうか。

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バロック

ゲーム概要

作中の舞台背景ですが世界は既に滅亡し
地上は荒れ果てて化け物が生息しており生き残った人類も姿形が変化しています。

主人公はそんな世紀末の世界で突然目覚めます。

目覚める前の記憶もなく訳も分からないまま彷徨っていると
目の前に天使の姿をした男が現れ主人公にこう言います。

「神経塔下層へ向かう、それがお前の使命。」

そこから主人公は天使から貰った武器を手に神経塔下層にいるという神を葬る旅へ出るのでした。

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魅力

本作は「チョコボの不思議なダンジョン」や「トルネコの大冒険」のジャンルである
ローグライクなゲームとなります。
ただし上記の見下ろし型の2作品と異なり、本作は3DのFPS視点のでゲームとなります。

本作はローグライクというゲーム性を上手く物語に落とし込んでいます。

若干ネタバレ要素

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移植情報

元々はセガサターンで発売され、PS、PS2、Wii、iOS
様々なハードにリメイクされているバロックですが、ガラージュと同様に
現在は、Nintendo Switchにて「バロック -ORIGINAL VERSION-」として発売しています。

こちらはPS版の完全移植となっており、
追加要素として

  • 非売品のデータファイルであるBAROQUE-REPORT-の収録
  • 過去に紙媒体で配布されていたバロックリポートの収録
  • Wii版のオープニングムービーの収録
  • いつでも手動セーブ機能の搭載

など盛りだくさんな内容となっており移植版の集大成といえる物になっています。

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クーロンズゲート

ゲーム概要

作中の世界には陰と陽の2つの世界があります。

この2つの世界は太極図と同様、
表裏一体となっており普段は決して交わることがありません。

しかし近頃この陰と陽の均衡が崩れかかっており、世の中に邪気が満ち始めます。

主人公はその均衡を正すべく陽の世界から陰の世界へ、
つまり裏の世界である九龍城へ赴くのでした。

魅力

kowloon

まず舞台のモデルが九龍城であり、正直それだけでわくわくしますよね。
九龍城を知らない方は外観の写真だけでも調べてみてください。

クーロンズゲートを制作した方は実際に解体前の九龍城訪れたことがあるそうで、
そのお陰かゲーム内ではリアルな九龍城の雰囲気を味わうことが出来ます。

かおる
かおる

九龍城は30年程前まで中国に存在していたとてつもなく大きなスラム街で

住民が増築に増築を重ねた結果、いつの間にか城になってしまったそうです。

現在は解体され跡地に公園があります。

別名「東洋のカスバ」「東洋の魔窟」「アジアンカオス」

PSの時代に出たにも関わらずゲームはほぼフルボイスだったそうで、
要領度外視で気合を入れて作られていることが伝わります。
(当時のPSのディスクは4枚組だったそうです。)

また難しい言葉とカオスで難解な展開ばかりに目が行きがちですが、
実は暗い話がそこら中に散りばめられており、三大歪みゲーとしての地位を築いています。

ガラージュでは「いつの間にか世界観に慣れる」と言いましたが、
クーロンズゲートは次から次へとカオスな言葉や展開があるため全く慣れません。
これもこの作品の魅力の一つだと思います。

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移植情報

元々はPSで発売されていたクーロンズゲートですが残念ながらリメイク作品は出ていません。

ただし一応プレイする方法はいくつかあります。

  • 中古で出品されている物を購入
  • PS3のゲームアーカイブスで購入
  • PSVitaのゲームアーカイブスで購入

このあたりが現実的だと思われます。

ゲーム本編とは別になりますが、クーロンズゲートの世界をVRにて散歩する
「クーロンズゲートVR 朱雀」という物がクラウドファンディングにて制作され
こちらも開始15時間程度でも目標金額に到達したそうで、
最終的には目標金額300万円に対し最終的には3倍以上の約900万円を集めました。

また「クーロンズリゾーム」という続編も制作されています。
2019年にクラウドファンディングで
目標金額200万円に対し最終的には4倍以上の約830万円を集め、
2023年にパイロット版がが、2024年に完全版がBOOTHにて販売されました。
現在は通常盤のみ販売されており限定特装版は売り切れています。

「クーロンズゲートVR 朱雀」はPlayStationVRのみの対応ですが、
現在VR要素無しの探索のみの物をNintendo Switchで出すために制作中とのことです。
2020年の更新以降は目立った更新がないため完成はもう少し掛かりそうですね。

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最後に

普段あまり書かないマニアックな物を紹介してみましたが如何でしたでしょうか。

Steam、PS4/PS5、Nintendo Switchの出現のお陰で、
以前の様に高額でゲームソフトを買わずに済む良い時代になりましたよね。

PS3のアーカイブスで思い出しましたがガンパレードマーチというゲームを
やってみたいと思いつつ、数年経っているのをこの記事を書きながら思い出しました。
年末あたりにPS3を引っ張り出してこようかなぁ…

かおる
かおる

アーカイブスなどが便利な一方で、実物のゲームソフトを扱う専門店が

どんどんなくなっていくのは少し悲しい気持ちになります。

共感してくれる方も多いと思いますが、中学生まであった近くのゲームショップで 少し古めの謎の中古ゲームを見て回って買ってみるのが好きでした。

 

 

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